地方大理系博士のブログ

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【製薬企業】研究職:就活で有利な研究分野は?

【製薬企業】研究職:就活で有利な研究分野は?


こんにちはミヅキです。

 

 

今日はズバリ

『就活に有利な研究分野』

について、

 

自分が就活を終えて

感じた事を書いていきたいと

思います。

 

僕は全合成や反応開発

といった有機化学分野の

事情は分かりませんが、

 

バイオ系専攻の学生として、

色々と学びがあったので、

 

それを垂れ流していきます。

 

※本記事は、製薬企業の研究職を目指して就職活動を進めていたバイオ系学生が、どんな研究分野だったら、就活で有利に働くのかな?と何となく考えたことを、記録したものになります。

 

それではいきましょう!

 

目次

 

 

1.製薬企業内の研究部門の縮小

 

製薬企業の研究職について

調べている皆さんは、

既にご存知かもしれませんが、

 

多くの製薬会社では

本体の研究部門を縮小

あるいは子会社に

切り離しています。

 

僕の把握している範囲で

製薬企業の研究部門の

子会社化あるいはスピンオフ

並べただけでも、

 

武田薬品工業

  • Axcelead
  • FIMECS

 

アステラス製薬

  • アステラス・アムジェンBP

 

第一三共

 

中外製薬

  • 中外医科学研究所

 

塩野義製薬

 

協和キリン

 

以上のようになります。

 

アステラスや協和キリンは、

特定の領域を他者と共同出資で

子会社化という形でしたが、

 

それ以外は、

なかなかヘビイな企業再編です。

 

特に

武田のAxcelead

第一三共のRDノバーレ

シオノギのテクノアドバンス

 

あたりなどは、

シンプルに研究部門の

切り離しが断行されたもの

に外部からは見えます。

 

武田に関しては

既に子会社ですらないですからね。

 

きっとあと数年で

大リストラです。

 

 

そして、それぞれ

切り離された子会社の

事業内容を見ますと、

 

  • 化合物合成
  • ライブラリーの作製
  • HTS
  • 各種in vivo/vitroの実験
  • その他創薬支援業務

 

です。

 

 

2.生き残る研究分野

 

製薬大手、中堅各社

創薬研究の最上流を既に、

本社から切り離しているんですよ。

 

確かに、会社のプレスリリースや

子会社側の事業内容を見ると、

綺麗な言葉が並んでいますが、

我々学生から見たら、

どうみてもその部門の縮小です。

 

その企業の鍵となる疾患研究は、

切り離した子会社側でできることを、

本社側でも普通に実施しているのが、

その良い証拠です。

(子会社化した意味が霞んでます)

 

じゃあ、逆に、

今どんな研究が本社に残っているか

という話になるのですが、

 

  • 薬物動態や安全性
  • バイオ生産技術研究

 

だと思います。

(あくまでも僕はです)

 

それぞれの疾患のスペシャリスト的な

理研究者だったり、ケミストだったり、

そういう人はおそらくCROにたくさん

いるわけなんですよね。きっと。

 

もちろん

エーザイ認知症領域だったり、

大塚製薬精神疾患領域

協和キリンの腎領域など、

 

確実に企業の核となる領域には、

その領域に特化した研究者が、

数多くいるでしょう。

 

でもそんなの疾患ごとにいちいち

採用してられないので、

何か特定の領域に特化した研究が、

採用選考の際に有利に働くかといったら、

それは完全に運とタイミングです。

 

そして会社は

狙っている疾患のシーズとなる

研究を外部のCROだったり、

ベンチャーだったり、

アカデミアだったり、

そういったところから拾ってくる

事になると僕は思うわけです。

(というか、現にそうですしね。)

 

そして、拾ってきた

ある程度可能性のある候補品

に関しては、本社にいる優秀な社員

リソースを割いて、動態や安全性を

見ていくことになるわけです。

(っていうイメージです)

 

僕が

  • 薬物動態や安全性
  • バイオ生産技術研究

が今後生き残っていくと

考えている理由として

 

ルーチンワークかどうか

 

を1つの理由に捉えています。

 

例えばこれから、

実に色々なモダリティが生み出されていく

わけになると思うんですけど、

それらの動態や安全性、

さらには生産技術研究って、

そもそもどういう観点に注意を

払う必要があるのか等、

まだまだ手探りの状態ですよね

(きっと)

 

 

つまり

 

研究が成熟していない領域

 

だと思うわけですよ。

 

そういうところには、

自社の優秀な社員を使って、

他社に先んじて技術を開発したいわけです。

 

なのでこれらの領域は

今まさに力を入れて、

人材を集めるなり、採用するなり

しているのでは??と考えています。

違ったら教えてください

 

もちろん、

その他の領域をバカにするつもりは

毛頭ございませんし、

 

僕自身の研究も

創薬研究の上流に位置する

基礎中の基礎研究になると思います

 

だからこそ、

今後の業界の行く末や、

研究者のあり方を考えた時に

 

薬物動態生産技術研究

やっている学生の皆さんが

非常に羨ましく思えました

 

 

3.就活に有利な研究という選び方

 

 ただですね、

自分がB4の頃に戻れたら、

そういった就活に有利な

研究分野を選択しますか??

 

と言われたら、

おそらく答えはNOなんですね。

 

やっぱ自分の興味を持って

選択した今のラボですし、

自分の興味に従って決定した

今の研究テーマですから。

 

愛着はあります。

 

例えば、

そんなに興味ないけど、

就活に強そうだから

この研究やってます。

なんて人とは

僕はきっと仲良くなれないし

 

それは

研究とか別に興味ないけど

就活に有利だし院進しました

 とか言ってる人達と、

本質的にはやってる事が

変わらない気がします。

 

もちろん、

 

自分の研究がどうやって

企業の活動に貢献できるか、

 

どんな研究が、

企業の活動に生きるのか、

 

こういう事を、

普段から考え得ることは大事です。

 

でもそれで、

なんか自分の研究を卑下する

ような事はして欲しくないです。

 

 

これからまだまだ、

どういう方向に業界の

トレンドが向いていくかなんて

誰にもわかりませんから、

 

あくまで1つの参考として、

考える事をお勧めします。

 

そして、最後になりますが、

今回の記事で僕が挙げている研究が

就活に有利だから絶対に内定貰えるよ

なんて事を言うつもりも

毛頭ございませんので、

悪しからず。

 

 

それでは!

 

 

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