地方大理系博士のブログ

書きたい事を書きます。飽きずに続いたら何か考えます

【夢物語】企業と共同研究すれば内定が貰える?(その③)

【夢物語】企業と共同研究すれば内定が貰える?


こんばんわミヅキです。

 

今回は

 

『企業と共同研究をすれば内定が貰えるか』

 

について語る回、3話目の記事となります。

 

↓前記事です 

www.mizuki-pharma.com

www.mizuki-pharma.com

 

 

前回は、実際に

共同研究の契約内容を知り、

自分のイメージとだいぶ違う事に

ショックを受けたものの、

研究内容そのものには興味がある

と、持ち直したところでお話が終了しました。

 

 

今回こそ、そんな僕が、

 

  • どんな結末を迎えたのか

 

について

書き殴っていきたいと思います。

 

 

※本記事は、企業との共同研究案件を自分のテーマにすれば、就活時に有利に働いたり、採用選考すっとばして内々定が貰えないかと目論んで、複数抱え込むものの、結局自身の首を絞める事になって、結果そんなに美味しい思いができなかった博士学生の悲しい記録になります。

 

 

それではいきましょう!

 

 

目次

 

 

1.共同研究は辛い

 

前回の記事で、ついに

共同研究の具体的な

契約内容を知り

いざ研究スタートです。

 

まず、企業との共同研究は、

配属当初の学生には、

以下の理由からオススメしません

そしてある意味では、

以下の理由からオススメです

(どっち??)

 

  • コンスタントに成果が求められる
  • 学生だろうとラボの代表として見られる

 

 

1-1.成果が求められる

 

何度も言っていますが、

企業で行われている研究は

会社の利益を生み出すために、

行われています

 

そのため、

研究には成果が求められます

 

もちろん、

アカデミアでの研究では

成果を求められないかと言ったら

全くそんなことは無いと思います。

 

が、

 

企業研究者の方は、

同業他社、あるいは

異業種の新規参入と

日々しのぎを削っているわけなので、

 

成果が、

可及的速やかに欲しい

わけです。

 

なので、共同研究の

進捗報告も、まあまあな

頻度で行われたりしますし、

あちら的に物足りない進捗だと

結構詰められます

(まあ会社によるんですけどね)

 

 

1-2.ラボの代表者として見られる

 

そして、企業の方は

我々を〇〇研の誰々として

扱ってくださいます

 

〇〇研のB4の誰々なんて

思ってはいません

 

そのため、

その学生の発言、見解は、

ラボの物とされますし、

自分のレベルいかんによって、

ラボのレベルもこんなもんかと

判断をされることになります。

 

共同研究先の企業様は、

僕らのことを、その専門における

スペシャリストとして扱ってきます。

 

不用意に適当な発言や、

無能を晒すのは、

 

それすなわち、

ラボに迷惑をかける

ことになるのです。

 

 

まあ、

以上の理由で、

配属当初のB4には、

僕は共同研究をオススメしません。

 

ラボにも、企業にも迷惑がかかります。

 

ちなみに僕はどうだったかというと、

血反吐を吐きながら、実験をしました

 

まだ実験操作の効率化や、

プロトコルの立案など、

スムーズにできるわけもない僕は

ただただ、身を粉にして働きました。

 

おかげで、毎回の進捗報告で、

企業の方を絶賛させるとまでは行かないまでも、

とりあえずは納得して帰ってもらえる程度には、

データが出てはいました。

 

ええ、辛かったですけどね。

 

まあ勉強に関してはそれなりにしてたので、

だいたい共同研究先の方の求める

ディスカッションはできていたと思います。

 

テーマの近しい先輩に、

それとなく助言をいただいたり、

助教の先生に情報収集の仕方なりを、

泣きながら教わっていましたが、、、

助教の先生は守秘内容を知っていました)

 

なので、その地獄のような状況を、

乗り越えられるなら、自身の圧倒的な

成長につながると思います。

 

そういった観点から言えば

オススメではあります

 

でも、自発的にハードワークするのと、

期限に追われながらハードワークするのでは

日々のストレスが半端なく違うんですよね、

 

徹夜で実験をしているとして、

楽しくてやっている分には、

まあどんな結果が出ても、そこから

学びが少なからずあるため、

良いんです。

 

でも何かに追われながら

徹夜で実験するのは本当に

精神衛生上悪いと思います。

 

そのうちデータを改ざんしt、、、

 

 

2.新たな共同研究

 

B4の途中からずーっと

辛く厳しい共同研究を

してきた訳なんですけど、

 

なにしろ、学会発表ができない。

 

これは問題だったので。

並行して新しいテーマをする事になりました。

 

さて、何をしようかしらね。

 

と考えているところに、

教授から提案がありました。

 

 

『〇〇と今度共同研究してみようと

思うんだけど、ミヅキ君どうかな?』

 

 

正気じゃないですよね。

 

まあ、

今度はちゃんと話を聞いたのですが、

 

  • こちら主導で研究を進められて
  • 共同研究先でも別のアッセイをしていて
  • なにより研究成果はオープン

 

でした。

 

これなら、、と思い、

僕は複数の共同研究を

晴れて、抱え込む事になります。

学習しないですねえ

 

しかし、予想とは裏腹に、

新しい研究を抱えた生活は

非常に楽しかったのです。

 

相変わらず、

先方から求められる成果は、

非常にレベルの高いものが

多いなあという感想なのですが、

 

成果の公表が自由というのが、

信じられないくらい良かったです。

 

僕自身気づいていなかったのですが、

自分が秘密を抱えているという

状況が思いのほか負担だったんですね。

 

そもそも皆が楽しそうに、

自分の研究について語っている時に

自分はそこで自分の研究について

語れない訳ですから。

 

ずーーっと、

その生活で生きてきたもので、

それが当たり前になっていたのですが、

 

いざ、人と自分の研究について

話して良いよってなると、

こんなにも楽しいのか!!

と感激ものでした。

 

そんなこんなで、

身体的には、

首が締まりまくり、

非常に危険な状態でしたけど、

なんとかやり遂げました

 

 

3.企業との共同研究を終えて

 

僕は、無事ですね、

企業との共同研究を完遂し、

今は自由な研究をしています。

 

それで振り返ってみるとですね。

色々と得るものはありました

 

例えば、期限に追われた研究生活を

ずーっと強いられていた事で、

否が応でも、スケジューリング能力

というものは身についたと思いますし、

 

ハードワーク虚しく、

充実した成果が出なかった時は

それら貧相な持ちゴマで、

いかに凄い成果に見せるか

に命を懸けており、

 

そういうしょうもない力は

非常についたと思います。

 

嘘はダメですけどね。

 

一方で、

企業との共同研究を

していなかったら、

巡り合っていたかもしれない

チャンスも随分と無駄にしてきた

気もしています。

 

その辺りは

自分が得られたと感じるものとの

トレードオフでしょうか。

 

 

4.企業と共同研究すれば内定が貰える?

 

さて、長々長々長々長々

語ってきてしまいましたが、

 

『企業と共同研究すれば内定が貰えるか』

 

について、

話していこうかと思います。

 

このシリーズの1回目に

結論を述べたとは言え、

こんなに引っ張ってしまって

すみませんでした。

 

なにしろ書き出したら、

言葉が出てくるわ出てくるわで

止まりませんでした。

 

もう1回結論として述べておきましょう。

 

 

共同研究をしたからといって、

就活で有利になる、

あるいは内定が貰えるなんて

思わないほうがいいです。

 

 

 

まあ恐らく、

教授も僕を騙すつもりで

就活に有利になるなんて

言っていません。

 

時代が違うのでしょう

 

事実、

社員の方と仲良くなる、

自分の能力を知ってもらう

という観点から言ったら、

共同研究は抜群にいい手段です。

 

ただ、我々が思っている以上に、

研究者の方々は採用選考に対して、

権限を持ちません

(僕の知っている範囲では)

 

是非来て欲しいと

(まあリップサービスかもしれませんが、)

言ってくれた企業ですら、

採用選考には普通に応募してくれと

言われてしまいました。

 

もちろん、コネや、

共同研究からの内定確約の

存在は僕もたくさん存じ上げております。

 

が、

 

単純に共同研究をしていたから

ってだけで、簡単に企業研究職になれるほど、

就活は甘くはないのでしょう。

 

だって産学連携が叫ばれている今、

共同研究なんて、どこでもしてますからね。

 

もっとこう、

 

長年ずーーっと共同研究をしていて、

毎年一定の採用枠が設けられていて、

その採用枠には共同研究の従事者が

推薦される。

 

とか、そんな感じのイメージです。

 

なので結びになりますが、

『共同研究・内定』

なんてワードで検索をかけている、

そこのあなた。

 

もし、純粋に就活のことだけを

考えて企業案件を担当しようとしているなら、

 

あなたが思っている以上に、

その道は前途多難だと思います。

 

なにかプラスαの目的があって、

万が一、内々定まで貰えたら

ラッキーだな。

というスタンスくらいが

きっと丁度いいです。

 

 

長い駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

もし、何かの参考、またはお役に立てれば幸いです。

 

 

 それでは。

 

 

twitterもやっているので、宜しければフォローお願いします! 

mizuki@地方大バイオ博士 (@mizuki_pharma) | Twitter