地方大理系博士のブログ

書きたい事を書きます。飽きずに続いたら何か考えます

【夢物語】企業と共同研究すれば内定が貰える?(その①)

【夢物語】企業と共同研究すれば内定が貰える?


こんばんわミヅキです。

 

今回は

 

『企業と共同研究をすれば内定が貰えるか』

 

についてお話ししていきたいと思います。

 

 

冒頭から結論を述べると、

そんなものは貰えません。

(もちろん貰える人もいます)

 

僕自身、今の研究室に配属されて、

複数の共同研究案件を、

抱えていた時期がありました。

 

 

今回はそんな僕が、

 

  • そもそも何故そんな状況になったのか
  • そしてどんな結末を迎えたのか

 

について

恨みつらみを

書き殴っていきたいと思います。

 

 

※本記事は、企業との共同研究案件を自分のテーマにすれば、就活時に有利に働いたり、採用選考すっとばして内々定が貰えないかと目論んで、複数抱え込むものの、結局自身の首を絞める事になって、結果そんなに美味しい思いができなかった博士学生の悲しい記録になります。

 

 

それではいきましょう!

 

 

目次

 

1.ラボに配属された

 

僕の大学は研究室への配属は、

B4の4月に行われます。

 

だいたいどこの大学も、

このパターンが多いのではないでしょうか?

 

配属後、

ボスとの面談の中で、

自分のテーマを決めていく事になります。

 

そもそも僕自身やりたいことがあって

今のラボを選択していたため、

比較的スムーズに自分のテーマは

決定されました。

 

とはいえ、

テーマが決まって、

いきなり自分の力でバリバリと、

研究を推進できたらその学生は神です。

 

しばらくは、

その分野の研究者として、

やっていくための爪を研がなければ

なりません。

 

ありがたいことに、

弊ラボはそのあたり手厚いラボだったので、

みなさん親身になってご指導してくだしました。

 

テーマの近い先輩や助教の方から、

実験の基礎や、周辺知識などを、

いっぱい吸い込んで、半年ほど、

 

さあ、これから独り立ちして頑張るぞ!

 

という時に、

ボッスから呼び出しがかかります。

 

 

「ミヅキ君さ企業と共同研究しない??」

 

 

これが全ての始まりでした。

 

 

2.企業との共同研究は魅力的 

 

教授から突然そんな申し出を受けた僕ですが、

なにしろラボに配属されて半年のB4です。

 

何が何やらです。

 

そんな僕に対して、

ボスは丁寧に、

企業との共同研究は何かを、

教えてくれました。

 

2-1.企業の研究視点を経験できる

 

企業との共同研究

 

これは読んで字のごとく、

企業研究職の方と、

協力して、研究テーマを進めることです。

 

ただ、後述しますが、

一口に『協力』といっても、

様々な形態が存在し、

その辺りのイメージが人によって、

バラバラなのだと思います。

 

ともかく、

企業の方と一緒に、

研究ができるのです。

 

ラボにこもって、

ラボの同僚、あるいは、

アカデミアの人たちと交流しているだけでは、

経験し得ない体験ができます。

 

ビジネス的な視点というものを、

普段から考えるいい機会にもなります。

 

 

2-2.潤沢な資金で研究ができる

 

これは、もちろん、

それぞれの予算次第と

なってしまうのですが、

 

科研費の基盤Cなどと比べて、

はるかに大きな額が、

ぽんって出されることも、

日常茶飯事なそうで、

 

企業と組んで共同研究を、

することによって、

本来なら予算の都合上で

組めなさそうな実験系や、

テーマを扱うことも可能になります。

 

とても興味深いテーマや、

アプローチを思いついたのに、

予算の関係で、実施できない。

 

こんなことが、

企業との共同研究では、

必ずとは言いませんが、

ある程度は減るとのことです。

 

 

2-3.研究成果が社会に還元される

 

通常、アカデミアでの研究は、

その研究による利益を追求しません。

 

しかし、

企業での研究は違います。

 

最終的には、

その研究が利益を産み落とし、

会社に還元されなければいけない

わけです。

 

そこで質問ですが、

利益を生むとは一体なんでしょう??

 

一定の予算を使って、

社会に貢献し、

その対価として、

使用した額以上の収益を上げることです。

 

そのため、

当たり前ではありますが、

企業での研究というものは、

その成果が何らかの形で、

社会に還元される必要があるのです。

 

したがって、

企業と共同研究を行うということは、

自分の研究成果が社会に還元される

確率が、普通にラボに引きこもって

実験をしているよりも、

相対的に高くなるのです。

 

これは、

もちろんやりがいという面で、

非常に大きな役割を果たしてくれますし、

モチベーションの維持には最適です。

 

 

2-4.就活時に共同研究先からお声がかかる

 

そして、

理系学生が最も気になるポイントが、

企業との共同研究によって、

就職が有利になるかという点です。

 

企業が採用選考を行う理由は、

少しでも優秀な学生を選抜して、

自社の戦力としたいからです。

 

そのために、

研究概要を提出させたり、

研究を発表させたり、

偉い人とお喋りさせたりします。

 

すると、

共同研究をしていた学生に

関しては、どうでしょう。

 

何度もディスカッションをしているため、

その学生の能力などは、間違いなく把握しています。

 

そしてその学生は、

今まさに企業が取り組んでいる、

研究のスペシャリストになっている訳です。

 

さらに、長いこと組んでいるため、

人間としての情も当然存在しています。

 

ほら、就活が始まった際に、

『ほら、あの子は優秀だから採っとこうよ』

っていう流れになりそうじゃないですか??

 

 

3.かくして学生は企業案件を自身のテーマにする

 

以上のような情報が、

教授によってもたらされます。

 

僕には、

メリットだらけの

スーパー美味しい研究に思えました。

 

卒業後は企業研究者になりたかった

自分としてはこれ以上ない話です。

 

しかも話を聞くには、

卒業していった先輩の中には、

企業との共同研究をしており、

そのままその企業に内々定

もらったOGもいるというじゃないですか。

 

もちろん、

ボスが持ってきた研究自体にも、

非常に興味がありましたが、

 

僕は下心丸出しで、

その企業との共同研究を、

担当する事になったのです。

 

さあ、

懸命な読者の皆さんは、

とっくに気づいているかと

思いますが。

 

僕は教授の口車に、

上手に乗せられているのですね。

 

企業との共同研究の、

負の側面について何にも、

理解していませんでした。

 

でも、

無理ですよ。

ラボ生活に飛び込んで半年のB4ですよ。

 

そんな大人の事情を、

自分で完璧に把握しておけなんて

無理な話です。

 

ここから僕はどうなったのでしょうか。

 

 

ちょっと長くなったので、

次回に続きます。

 

 

それでは

  

 

twitterもやっているので、宜しければフォローお願いします! 

mizuki@地方大バイオ博士 (@mizuki_pharma) | Twitter

 

 ↓次回記事です

www.mizuki-pharma.com