地方大理系博士のブログ

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【英語論文】理系学生が重宝する翻訳ソフト

【英語論文】理系学生が重宝する翻訳ソフト


こんばんわミヅキです。

 

今日は論文を読む時に

お世話になる

『翻訳ソフト』

に関してお話しします。

 

お話というか、

個人的興味で比較します。

 

最初に断っておきますが、

自力で読める方が良いです。

 

まあただ、

ハリーポッターみたいな

誰にでも読めるファンタジー

とかとは違って

 

学術論文って、

専門用語満載で、

そもそも母国語でも読めない人

が普通に存在しますから。

 

自己研鑽の一貫で、

全くの分野外の論文を読む時なんかは、

割と厳しいコトが多々あります。

 

そんな時に、ついつい頼りたくなるのが

『翻訳ソフト』ですね。

 

※本記事は、いくつかの翻訳ソフトを、同じ論文(バイオ系)に対して使ってみて、その差をレビューしていく記事になります。

 

それではいきましょう!

 

目次

 

 

・使用する英語論文

 

今回は今ちょうど読んでいる

 

『Cryo-EM Structure of the Open Human Ether-à-go-go-Related K Channel hERG』 

 

summaryを放り込んでみて、

その翻訳具合を見ていきたいと思います。

 

とりあえず、そのままコピーすると、

summaryは以下のようになります。

 

The human ether-a`-go-go-related potassium chan- nel (hERG, Kv11.1) is a voltage-dependent channel known for its role in repolarizing the cardiac action potential. hERG alteration by mutation or pharmaco- logical inhibition produces Long QT syndrome and the lethal cardiac arrhythmia torsade de pointes. We have determined the molecular structure of hERG to 3.8 A ̊ using cryo-electron microscopy. In this structure, the voltage sensors adopt a depolar- ized conformation, and the pore is open. The central cavity has an atypically small central volume sur- rounded by four deep hydrophobic pockets, which may explain hERG’s unusual sensitivity to many drugs. A subtle structural feature of the hERG selec- tivity filter might correlate with its fast inactivation rate, which is key to hERG’s role in cardiac action po- tential repolarization.

 

そして僕が読んでみた感じですと

 

hERGチャネルは、心臓の活動電位の再分極過程においてその役割果たす、電位依存性カリウムチャネルである。突然変異や薬理学的な阻害によるhERGの変化は、ロングQT症候群や致命的な心性不整脈torsade de pointesを引き起こす。我々は、クライオ電子顕微鏡を用いることで、hERGの分子構造を3.8Åで決定した。この構造では、電位センサーは脱分極したコンフォメーションを採用しており、さらに細孔は開いている。その中央の空洞は、4つの深い疎水性ポケットに囲まれた、特異的に小さな中央ボリュームを有しており、それは多くの薬剤に対するhERGの異常な感受性を説明しうる。hERG選択的フィルターのわずかな構造的特徴は、hERGの心臓活動電位の再分極における役割の鍵である、その迅速な不活性化速度と関連しているかもしれない。

 

のように訳せると思います。

まあ、これが違うって言われたら、

そもそもおしまいなので、

この訳が概ね正確である

という前提で色々と比較していきましょう。

 

 

翻訳ソフト①:Google翻訳

 

最初はGoogle翻訳

試していきたいと思います 。

 

早速原文を放り込んでみると

以下のようになりました。

 

人間のether-a`-go-go関連カリウムチャネル(hERG、Kv11.1)は、心臓活動電位の再分極におけるその役割で知られている電圧依存チャネルです。 変異または薬理学的阻害によるhERGの変化は、Long QT症候群と致死性不整脈のトルサードドポワントを引き起こします。 クライオ電子顕微鏡法を使用して、hERGの分子構造を3.8 A toに決定しました。 この構造では、電圧センサーは脱分極構造を採用しており、細孔は開いています。 中央の空洞は、4つの深い疎水性ポケットに囲まれた異常に小さい中央容積を持っています。これは、多くの薬物に対するhERGの異常な感受性を説明している可能性があります。 hERG選択性フィルターの微妙な構造的特徴は、心臓の活動電位の再分極におけるhERGの役割の鍵となるその速い不活性化率と相関している可能性があります。

 

基本的に単語の意味としては

OKですよね。

文章も比較的綺麗なものが

出てきました。

 

僕自身もGoogle翻訳には

ずいぶんとお世話になっています。

 

たまに怪しい翻訳を

吐き出すことがあるのですが、

今回は比較的すっきりとした文章だったので、

その辺は分かりませんでしたね。

 

ともあれ普通に

使えそうです。

 

 

翻訳ソフト②:Excite翻訳

 

以降の翻訳ソフトは

これまで使ったことがないのですが、

ポツポツと試していきます。

 

以下Excite翻訳で

出力されてきた翻訳です。

 

エーテル-a`-活動的関連カリウムchan-nel(hERG、Kv11.1)は、変異によって心臓の行動potential. hERG変更を再偏光させる時にその役割のために知られている電位依存性チャンネルであるか、または、pharmaco-論理的な抑制は、長い間QT症候群および致命的な心臓不整脈ねじった紐deポアントを生み出す。私達は、クリオ電子顕微鏡使用を使って3.8 A ̊にhERGの分子の構造を決定した。この構造において、電圧センサーはdepolar-を採用し ized構造 、毛穴は開いている。中心的な空洞は変則的な小さな中心的なボリュームsur-を持ち、4つの深い疎水性のポケットにより丸められる。それはhERGの異常な敏感さを多くの薬に説明できる。hERG selec-tivityフィルタの微妙な構造機能は、その速い不活性化レートと相関しているかもしれない。それは、心臓の行動po- tential再分極 でhERGの役割にキーである。

 

まず致命的だと感じたのが、

改行を認識できないため

自動で翻訳できない点ですね。

 

これは地味にストレスですね。

 

それ故の誤訳や、

翻訳し残しも存在しています。

 

シンプルに翻訳が

おかしい単語もありました。

 

例えば、

repolarizing→再分極

となっておらず、

再偏光と訳されてます

 

改行を手作業で直したとしても、

単純に意味が通らない単語が

出力されてしまうと厳しいですね。

 

 

翻訳ソフト③:Weblio翻訳

 

次にWeblio翻訳です。

 

 人間のエーテル-a』go-go-relatedされたカリウムchan- nel(hERG、Kv11.1)は心臓活動電位を再び分極化させることでのその役割で知られている電位依存的なチャンネルです。突然変異によるhERG変更または薬-論理的抑制はロングQT症候群と致死心臓不整脈撚った房デ・ポワーントを生じます。
我々は、低温電子顕微鏡検査を用いて3.8のÅにhERGの分子構造を決めました。
この構造では、電圧センサーはdepolar- ized形態を採用します、そして、孔は開いています。
中心キャビティは非定型的に小さな中心ボリュームsur-を4つの深い疎水的なポケットで回っておきます。そして、それはhERGの変わった感度を多くの薬に説明するかもしれません。
フィルタがその速い不活化率に関連させるかもしれないhERG selec- tivityの微妙な構造特徴、テントの心臓行動po-でのhERGの役割の鍵です再分極化。

 

こちらもExcite翻訳と同じく

改行を認識できていないですね。

 

それ故のおかしな訳が出ています。

 

まあこれは使わなくて良いでしょう。。

 

 

翻訳ソフト④:DeepL翻訳

 

最後がDeepLなんですけど、

今回はこれを比較したくて、

この記事を書いてます

 

僕つい最近まで

存在を知らなかったんですけど、

話を聞くに、非常に優秀な翻訳

らしいので、期待してます。

 

以下翻訳になります。

 

ヒトエーテル-ア-ゴ-ゴ-ゴ関連カリウムチャネル(hERG、Kv11.1)は、心活動電位の再分極に関与することで知られている 電圧依存性チャネルです。私たちは、低温電子顕微鏡を用いて hERG の分子構造を 3.8A ̊ まで決定しました。この構造では、電圧センサーは脱極性化した構造をしており、細孔は開いています。中央の空洞は、4つの深い疎水性ポケットで囲まれた非定型的に小さな体積を持っており、これがhERGが多くの薬剤に対して異常に敏感であることの説明になるかもしれない。hERGの選択性フィルターの微妙な構造的特徴は、その不活性化速度の速さと関連しているかもしれない。

 

 まず、

改行は自動で認識してくれてます。

バッチリですね。

 

次に単語の訳し方ですが、

活動電位、再分極といった

単語もしっかり訳されており、

 

何より、日本語として読みやすい

 

という点が非常に良いですね。 

 

初めましての単語だらけで、

日本語の文章構造すら読みにくいと

とてもしんどいので、その点でいうと

DeepLの翻訳は非常に優秀です。

 

しかし、、

ああ、良いじゃん!

って思ってたのですが、

ちょっと問題が発生しています。

 

文章が抜け落ちてます。

hERG alteration by mutation or pharmaco- logical inhibition produces Long QT syndrome and the lethal cardiac arrhythmia torsade de pointes.

この部分がそっくり無視されてますね。

 

何回か翻訳してみたんですけど、

やっぱり無視されます。

 

翻訳の内容自体は

非常に良い感じだったんですけど、

ここだけちょっと残念な感じに

なりました。

 

 

まとめます。

 

とりあえず今回は、

『翻訳』と検索して、

トップヒットする翻訳ソフトを

いくつか試してみたのですが、

 

Excite翻訳とWeblio翻訳は、

開発者が作ったは良いけど、

アップデートせずに放置している

感が満載のレベルでした。 

 

Google翻訳は流石の出力で、

困ったらここに放り込んでおけばOK

って思える翻訳内容でした。

 

DeepLはとりあえず

かなり良いんじゃないでしょうかね。

 

今回はたまたま、

バグみたいなのを見つけましたが、

出力される日本語も滑らかでしたし、

ポテンシャルとしてはバッチリでした。

 

 

今後はますます、

自動翻訳の精度が向上していくでしょうし、

 

文章の翻訳に限らず、

コミュニケーションのツールとしても

プレゼンスを発揮していくことは必至ですよね。

 

そのうち我々が一生懸命語学を修める必要が

本当に無くなるかもしれませんね、、、

 

 

まあ、勉強はしましょう。

 

 

それでは!

 

 

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